人権・同和教育講演会
11月12日(火)本校体育館にて人権・同和教育講演会が実施されました。
今年度は新潟産業大学の蓮池薫先生を講師にお招きし、北朝鮮による拉致問題をテーマに、『拉致問題の本質と解決への道』という演題でお話しいただきました。
拉致問題の当事者である蓮池先生の貴重な話を聞きながら、人権とは何か、拉致問題解決に向けて私たちができることは何かを考える良い機会になりました。
生徒感想
拉致問題については以前からニュースなどで知っていましたが、北朝鮮に拉致されて帰国できない人たちがいるというぐらいしか知りませんでした。今回の講演で、拉致の目的や拉致された人がどのような生活を送っていたか、どのような環境にいてどんな心境だったか、どんな経緯があって帰国できたのかなど拉致の実際を知ることが出来ました。
北朝鮮が日本人を拉致していたのは、北朝鮮で日本に送る工作員を養成するためだと思っていましたが、日本人をスパイとして日本に送り込むためという目的もあることを知り、驚きました。
蓮池さんご本人から拉致について、当時の様子・状況を学ぶことができました。リアルな内容もあり、本当に拉致が行われたのだということを実感しました。
北朝鮮に残されている多くの拉致被害者が今も日本政府の助けを待っていることを考えると、「拉致問題の本当の終わりは、日本にいる家族と拉致された人々が再会し、抱き合うということなのだ」という蓮池さんの言葉が響きました。
北朝鮮の一部の人間がひどいことをしているのであって、国民全員を悪く見るようなことはいけないことなのだと学びました。
被害者やその親の世代の方々が高齢になっている今、私たちのような若い世代がこの問題について関心を持ち続けなければいけないと思った。